2024/1/8
2024年の初日、石川県を中心に北陸で大地震が起こった。倒壊などにより多くの方が亡くなったこと、とても辛く感じています。家族や、住むべき場所を失ったり、今も凍える場所で避難している方を想像するとやるせない気持ちになります。
生きている間に、あと何度このような大災害があるのだろうか。自然災害は避けようがないけれど、できるだけ不幸な人が少ないことを祈ります。
しかし、SNSやネットというものは便利な面もありつつ、外野の多くの人間が特定の人間を
叩きまくる構図というものを目撃すると相当に疲労します。特にコロナ禍で多くの分断が発生したように、今回もそういった流れが見えてきます。
特に情報の一部の切り抜きによって、前後や背景は無視され、その部分だけが大きくなり袋叩きが発生する。以前にギュスターヴ・ル・ボン(19世紀の心理学者)の『群衆心理』という本をかじったことがあるが、人々が集団になる時の恐ろしさを提唱していて、人の心理は現代になっても結局変わらないということがわかる。
311の時にも精神をやられ、コロナ禍に至ってはもうずいぶん参ってしまって、マイナス思考なことばかりでいっぱいになっていた。
今回も地震の情報などを見ようとXを開く度、なんとも言えない気持ちでしんどくなっている。現地に急行した国会議員を責めたり、情報の虚偽、募金先についてもここがいいだの悪いだの。見ないようにしようと思い、ゲームしたりして気分転換を図るが、どうやっても手元に情報が溢れかえっている。むしろ新聞くらいの方がSNSのようなレスポンスもなく、淡々としていていいような気持ちにもなる。
万事解決していくことを願いつつ、必要最小限の情報以外は見ないように努力をしていこうと思う。
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