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展示をする必要性

2023/12/1

2023年10月のTAMATAMAフェスティバルの展示風景 (撮影: hifumistudio)


先日、新宿眼科画廊で開催した3人展『眩しい影』が終了した。エックスを見てみると、割と評判が良い展示という印象だった。


僕と植田陽貴さんの作品の何かしらの共通項を感じた新宿眼科画廊のディレクター田中さんから展示を一緒にしてはどうかと提案があった。もう一人くらい誰か入れようということになり、僕が同じく作品に親しいものを感じていた森田晶子さんにお声がけをして3人展が実現した。


実際には『眩しい影』は2020年の春に同メンバーで開催したのだが、初の緊急事態宣言ということでオンライン展示となり、お客さんの声も聞こえぬまま不完全燃焼の展示になった。どんなにインターネットが普及しても、絵画の"生"は実際に観ないと伝わりづらい。


まあそんなわけで、再度新宿眼科画廊さんから同じメンバーで是非、と再企画をしていただけた。現場感をちゃんと味わえること、非常にありがたい。森田さんと植田さんも実際に対面したのは今回が初めてとなった。


展示をすることで、会期中何度か飾られた自分の作品を眺めることで、満足点と反省点が見えてくる。これが糧となり次の制作に活かせることが多い。なぜか自分の制作しているスタジオで見ていても、見えざる部分がたくさんある。作品に近すぎて客観性というものが欠落しているのだろう。


僕は身近な作家たちと比較しても展示の機会は非常に少ないのが現状である。だから普段お世話になっているKOKI ARTSさんや、今回声をかけてくれた新宿眼科画廊さんなんかも非常にありがたい存在である。


成長するためには展示の機会をもう少し得ていかなければならないなと考えている。


さて、今回の展示で次はどのようにバージョンアップしていくか、不安と楽しみを抱えつつ準備をしていこうと思う。



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